ナンパ遠征記④~モデルJDとの格闘~

濃過ぎる初日の遠征を終え、私はブラザーのYuさん・Hさんとランチを取っていた。
私からの話題は、当然のごとく昨日の報告となる。

 

さすがですね、Yさん!そんな濃い経験できるのも、チャレンジしてるからですよ

 

という慰めだけではなく、励みの言葉をいただく。

 

・・・そうだ、オレはチャレンジャーだ!
あんな失敗、どうってこない!

ゲロまみれの女子の髪の毛を目の当たりにするなんて、
むしろ滅多に無い貴重な体験じゃないか!

もっともっと失敗を恐れずガンガン行こう!

 

と、ブラザーの励みを胸に、再びナンパに繰り出した。
(単純さでは定評のある、ワタシです)

 

昨日の悔しさもまだ脳裏にやきついている。
ナンパの悔しさはナンパで晴らすしかないのだ。
Yuさんは私用があるのとのことで、Tさんとともに再び町に繰り出す。

…しかし、この日も暑い!

 

この季節はどうしても湿気があるため、人の体力を奪う気候である。
そして、湿気と暑さはナンパ師の最大の敵でもある。
自分の体力を奪われるだけでなく、女の子の反応もどうしても悪くなるからだ。

 

とはいえ、そんなことを嘆いても始まらない。
私とHさんは冷房が効いている、地下街に場所を変えることをした。
地下街は、声をかけた際に店へ逃げられやすいというデメリットはあるが、
涼しいということはそれにも勝るメリットだ。

 

私とHさんはさっそく、声をかけ始める。

やはり、反応はあるものの店に逃げられることが多い。
それでも、冷房効果で地上よりは女の子の態度も柔らかい感じがする。

 

何人か声をかけていたそのとき。
片手にペットボトルを持っている長身女性を発見。

 

すかさず、声をかける。

 

 

いやー、暑いね。そりゃ、オイチャ(おーいお茶)も買っちゃうよね
ふふ、そうですね。今日、暑いから

いやー、いいと思うよ。オイチャは飲まれるために生まれてきたんだから。
そうなんです、暑いからどんどん飲んじゃって

いや、飲み過ぎてもうなくなってるし 笑。今日は買い物?」
買い物なんだけど、後3時間後に約束あるんだけど、それまでブラブラしようと思って

 

↓ここから私の心の声↓

 

このあと時間があるとわざわざ言ってくれている。
しかも、このコはご丁寧に「あと3時間」と明確な時間まで言ってくれている。
これはチャンス到来である。
この子はナンパ慣れしているのかもしれない。

 

あなた、ナンパ師でしょ?
私は時間あるから、ナンパ師なら
3時間で私を楽しませてよ

 

まるで、こう言われているような錯覚すら起きてしまう。

↓ここから現実に戻る↓

じゃ、時間あるやん。オイチャもなくなってるし、コーヒーのみに行こうよ
暑いから、もう飲んじゃった 笑。コーヒーですかー笑

といって、あっさり連れ出す。

 

カフェに連れ出したところ、彼女は地元の大学院生だという。

・モデルのバイトもしているが、けっこうキツい。
・母子家庭。

など、色々ありそうなコだ。
また、直近の彼氏が職場でトラブルを起こして勝手に仕事を辞め、愛想が尽きて別れたとのこと。
それを笑いに変えて、一緒に元彼を弄ってみたところ

ホント、それな!笑

と、徐々に敬語がはずれてタメ語・方言を交えて話すようになってきた。
カフェに入ってもうすぐ1時間。

 

ここで、私は勝負に出た。

 

ちょっと場所変えようか
うん、そうだね

 

ハンドテスト(女の子と手をつなぐこと)を試みる。
…あっさり成功!

 

これは、イケル!イケルぞ!

 

そうだ、俺の●●(私の地元の)の土産あげるよ!
えー、そうなの?

 

数分歩く

 

ねえ、どこ向かってるの?
(ふふ、分かってるくせに)俺の土産を渡せる場所!

 

さらに数分歩く

 

ねえねえ、どこ向かってるの?
俺の土産を渡せてゆっくりできる場所だよ

 

そして、たどり着いた。
私の宿泊している宿の前に。

 

…ゴメン、宿は行かない

 

何?サインがあると思ったのに?
これは建前グダか?

 

いやいや、お土産渡すからいこうや
いや、行かない。それなら、別の子に声をかけて

それから、何回か粘ってみるも…
昨日に続いて、宿の前まで来てまたしても連れ込みを諦めた。

 

(私の心の声)はあ、今日もダメか。。。いけると思ったけど。。。
多分、無理だろうけどダメ元でオファーしてみるか

 

OK、じゃあカラオケ行こう。お前の歌聞かせてや
うん、カラオケなら行く!

 

 

…行くんかい!

 

 

と思ったが、何はともあれカラオケに。
移動中にカラオケが好きという話をしていたのが、無意識のシーディングになっていたのかも。
やはり、何事も最後まで諦めたらダメということか。

 

カラオケ到着。
席に座るときに、距離をとられたりしないか気をつけていたが、あっさり隣に座る。

 

マッサージ攻撃スタート!
余談だが、私は子供の頃から親の肩もみをしていた。
肩もみやマッサージのうまさには定評があるのだ。

 

肩もみから腰マッサージをする…
女性は抵抗も警戒もする様子がない

 

上着、ないほうがマッサージしやすいからちょっと取るよ
うん

 

と、スムーズにアウターを脱がす。
インナーも脱がす。

さらにブラも取る。
女性はあっという間に上半身裸になった

 

胸を触っても、特に抵抗もなし。
だが、それ以上をトライすると

 

そこはくすぐったいからダメ!

 

と言われる。
そして、キスもダメ。

 

この子の基準はよう分からん。

私は、次のターゲットを下半身にする。
スカートはスムーズに脱がすことに成功。
足を触り、太ももを直でさわり、アソコを触ろうとしたところで…

 

女性の日グダ発生

 

下着の上から確認したところ、確かにこれは本当のようだ。
モデル女子大生が下着だけで目の前にいるのに、フィニッシュまで行くことができない。。。
私の決定力のなさは、まるでサッカー日本代表のようだ。

 

結局、グダを崩しきれずタイムオーバー。
キスなし・パイもみ・中途半端なペッティングという結果で終る。

 

私は、どこかで選択を間違えていたのだろうか。

 

カフェでの会話か?
宿につくまでの会話かしぐさか?
宿に連れ込むときに、諦めが早過ぎたのか?
それとも、彼女が女性の日でなければゲットできていたのか?

 

音声を録音していたなかったこともあり、残念ながら現在も明確な敗因は分かっていない。

恋愛=コミュニケーションとはよく言われる。
その中でも、ナンパはコミュニケーションの最たるものと言えるだろう。

 

瞬間瞬間で行動の決断をしなくてはいけない。
そして、1つでも選択を間違った瞬間にそこでゲームオーバーだ。

私が今回もゲットに至らなかったのは、どこかで選択を間違っていたからだ。

私の決定力のなさはかねてからの課題ではある。
しかし、この遠征地ではなにか、いつもと違う力が働いているように思える。

それがなんの力か、私にとってプラスかどうかは分からない。
なにはともあれ、確実に言えるのは私はまだこの地でゲットをしていないということだ。

 

このまま終るわけには行かない。
まだ2日目の夕方。

 

戦いはこれからだ。

 

続く

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